とある冬の日、ぼくは教文館の4階にある喫茶室で文庫本片手にぼんやり暇をつぶしていた。これから「茂田井武展ー記憶の頁ー」と題された展示をみに、ノエビア化粧品の本社ビルまで行くつもりだ。茂田井武がパリに着いたのは昭和5(1930)年のこと。「巴里」…
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