話は前回のつづき。夜の銀座。ふたつめの#エピソード。 ケララ、ケララ、ケララ! 自動車が尾張町の角でグイと急速に輪を描くと、女はひとつクッションに揺すぶられてた男の膝を、繊(ほそ)い指で突ッつくんです。 『ちょいと、どこへ行くのよ?』 『識(…
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